個別機能訓練加算Ⅱとサポーター制度に向けて
ブログの更新が久しぶりになりました。
ここ数週間で個別機能訓練加算Ⅱを算定するために、私ともう一人の機能訓練士で計画を進めていたのですが、会社全体でのプロジェクトとし成功させるために動くこととなりました。
プロジェクトをすすめるにあたり、来月からコンサルティングも入る様になります。同じ会社の方ですが加算Ⅱの算定を行うために来て頂く事になりました。
大きな目的は加算Ⅱを算定する事ですが、社長の目的は他にもあり、グループとしてシナジーを発揮する事、それにより関係を密にする事。
介護施設は様々な業種が集まりチームとなって機能しているので、業種間で派閥ができたり、関係が崩れると会社として成り立たなくなってしまいます。
【サポーター制度】
過去のブログでも紹介した様に、この制度は昨年末に私が単独でスタートさせました。
この制度には目的があります。
- 目的の把握
- 利用者への目標の意識付けとリハビリの動機付け
- 日常的な観察と、夕礼やカンファでの担当利用者についての情報発信
- 卒業生の創出
- ADL改善時に、利用者と一緒に喜ぶ文化づくり
これらの目的がありスタートさせたのですが、現状は忙しいを理由に定着しないでいます。機能訓練士や相談員は計画書作成を行うので、利用者の目的や自宅での生活を詳しく知ることができます。
先日、運動を管理するためにエクセルで作成してあるプリントの禁忌の項目が一列ずれていました。禁忌がズレていたら、運動を進めるときに事故が起きる可能性もあります。重大なのは気が付いた人がいなかった事です。何を考えて運動を利用者に進めているのでしょうか?これが今の現状です。なので、禁忌を行いそうになる度に機能訓練士が止めている状態です。
もっとリハビリに意識を向け、利用者の目的や状態を把握できる様にサポーター制度を進めていきたいと考えています。
【個別機能訓練加算Ⅱの算定】
現在、私のいる施設では加算Ⅱを算定していません。会社が始まった5年前の時から算定していない様です。
今回のプロジェクトでは年末までに利用者の3割、来年には半数から全ての方から算定を行うことを目標に進めていく様になります。こちらも算定するにはいくつかクリアしなくてなならない事があります。
- IADL目標の設定
- 目標ごとの作業分析
- 作業ごとのグループリハビリの実施
- モニタリング
- 運用のためのフォーム作成
※その前提として、介護職によるリハビリ強化を行う。
これらをクリアし、プロジェクトを成功させ、達成させる事で会社で働く全員の成長につなげていきたいと考えています。