リハビリ(右股関節の拘縮)大腿四頭筋にアプローチ
こんばんは。
今日は、股関節に拘縮がある方をリハビリしました。
週に4回施設を利用されていて、土曜日だけリハビリを行うのですが内容を変えています。
土曜日の今日は、歩行訓練の前に右股関節拘縮の検査を行っています。ベッドに背臥位になり膝裏とベッドの隙間を確認します。ぴったりベッドに着く事は筋肉があってないのですが、だいたい拳半分くらいを目安にしています。
前回、検査をした時は拳1個半まで股関節が伸展方向に稼働したのですが、今回は拳2個まで拘縮が戻ってしまっていました。拘縮が戻らないように、ケアの方法をお伝えしていたのですが。不十分だったようです。
さて、今回アプローチする筋肉は前回同様大腿四頭筋です。
股関節にまたがっている筋肉は、大腿四頭筋でも大腿直筋だけですが停止部で集合靭帯になるので四頭筋全てにアプローチしていきます。
アプローチ方法はKYT(KenYamamotoテクニック)です。大腿四頭筋全てにアプローチできる手技なので股関節周りの筋肉に対してかなり有効です。
一通りKYTが終わり、もう一度検査を行うとベッドから拳1個と指2本分くらいまで、拘縮が和らいできました。この状態をキープしてもらいたいので、再度ケアの方法と行う頻度も説明して歩行訓練に移りました。
股関節の拘縮が和らげば、立位での姿勢がよくなります。それは歩行の際も股関節屈支位で行うか、伸展できる状態で歩行するかは、訓練を行う上で重要です。
拘縮が和らいでいるので、歩行訓練では姿勢が良くなり、歩いていても安定性が良くバランス崩れが起き難くなってきています。
次回のリハビリ、股関節の拘縮が戻らないでいてくれるといいですね。
次回もリハビリ頑張ります!!