リハビリ(右半身麻痺)肘関節拘縮の上腕筋と前腕筋にアプローチ
こんばんは。
今日は右半身麻痺の方のリハビリを行いました。肘の拘縮を和らげることを目標にしています。週に3回施設に来ていただいているので、少しづつですが拘縮が和らいできているようです。
私が肘の拘縮を和らげる時に気をつけているのが、既往歴を見て骨の異常があるかないか、強直(骨同士の癒着)があると手術でしか治らないですし、骨の変形などで一定の角度でロックしてしまうようなら、これも手術でないと治らないので、骨に異常が有る無しでリハビリの内容が大きく変わります。
今日の方は骨に異常がないので、可動域が正常範囲に近づくようにリハビリを行いたいと考えています。
屈曲は正常範囲に可動しているのですが屈曲から伸展方向に動かしていくと、120°位でロックしてしまいます。前回も同じような位置だったので、この拘縮を和らげるようにしていきます。
肘に付着している筋肉で、肘の伸展を大きく阻害しているのが上腕二頭筋です。この力こぶの筋肉が、肘を伸展すると伸ばされていくのである一定の位置まで来ると、特に停止部でガチガチに固まっています。
なので今回はこの上腕二頭筋を集中して緩めることにしました。緩め方は、過去の記事に記載している通りです。
施術が終わって、再検査をすると、前回より10°近く伸展方向に可動するようになりました。
また次回までに拘縮しないように、ポイントをお伝えし拘縮を自分で防げるようになると良いです。
明日もリハビリ頑張ります!!