リハビリ(右股関節の拘縮)
こんばんは。
今日は右股関節の拘縮がある方をリハビリいたしました。生活のほとんどが車椅子での生活となり、股関節を伸展する事がない状態です。
私は1ヶ月ぶりにこの方をリハビリします。下肢筋力が低下しない様に、いつも抵抗運動を行います。
こちらの方は股関節の進展ができず、屈曲位で拘縮していて、背臥位になると膝の裏がベッドにつかずこぶし2個半浮いてしまいます。(膝は完全伸展できています)
股関節の進展が出来なくなるという事は、例えば立位になった時に、股関節からくの字になった状態で維持することになるので、バランス悪いので転倒する可能性がありますし、腰への負担も大きくなります。
私は抵抗運動の前に、拘縮を和らげる様にしています。手技はKYTをつかって大腿部から下腿部にかけて施術を行いました。施術後にもう一度ベッドから膝の高さを確認したところ、拳1個分まで拘縮を取る事ができました。
可動域を確保してから抵抗運動を行い、お話を聞いたところ、しっかり力が入っている感じがあるとお聞きしました。
狭い可動域の中でリハビリを行うより、正常に近い可動域でリハビリを行える方が効率が良いですね。
また次回、どの様に変化しているか楽しみです。